沢口靖子が主演するテレビ朝日系連続ドラマ「科捜研の女」(火曜午後9時)の最終話が20日に放送され、平均世帯視聴率が8・4%(関東地区)だったことが21日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は4・8%だった。前週は世帯が7・8%、個人が4・4%だった。

京都府警の科学捜査研究所(科捜研)法医研究員の榊マリコ(沢口)を中心に、捜査一課の土門薫刑事(内藤剛志)らが協力しながら難事件を解決していくミステリードラマ。

◆最終話のあらすじ

京都市内のビルの一室で、女性の遺体が発見された。臨場したマリコは、現場のビルが、つい最近まで古久沢明(石黒賢)がひそかに属していた“シャドーラボ”が存在した場所だったことに驚く。そのシャドーラボは、海外の機関が日本人科学者を秘密裏に研究に従事させ、その成果を本国へ持ち帰るための“闇”の施設だった。

検視したマリコは、遺体が凍死の所見を示していることに気づく。現場のビルは全館空室で電気も止まっていたが、気密性が高く、夜でも10度前後の気温は保っているはずだった。10度前後のビルで凍死することなど、通常ではあり得ない。

まもなく被害者の牧村美優(篠原真衣)が以前、マリコと対峙(たいじ)した“科学者専門の人材ブローカー”奥居秀俊(福士誠治)と同様、科学者に研究環境を紹介する“イントロデューサー”として活動していたことがわかる。調べたところ、奥居は事件直後に突如、出国していた事実が判明。土門刑事は、彼の行動を怪しむが…。