ロックバンド「安全地帯」のドラム・田中裕二(たなか・ゆうじ)さんが、17日夜、亡くなったと23日、公式サイトが発表した。65歳だった。通夜と葬儀は親族のみで22日に執り行った。

「ファンの皆さま、関係者の皆さま いつも安全地帯を応援していただき、誠にありがとうございます。40年という長きにわたっての多大なるご支援に、こころより感謝申し上げます。安全地帯 田中裕二につきましては、かねてより療養中でありましたところ、2022年12月17日の夜、ご家族に見守られながら永い眠りにつきました。通夜並びに葬儀につきましては、ご遺族の意向によりご親族のみにて12月22日に執り行われました。事後のお知らせとなり誠に恐縮ではございますが、ご弔問、お香典、ご供花などはご遠慮くださいますようお願い申し上げます。」

「尚、マスコミの皆さま方におかれましては、ご遺族及び安全地帯メンバーの心中をお察しいただき、取材はお受けすることができませんことをご理解賜りますと幸いです。ここに生前のご厚誼に深謝しますとともに、これからも安全地帯を温かく見守っていただけますよう、お願い申し上げます。株式会社グレートデン」

1973年(昭48)結成の安全地帯は、ギター矢萩渉、ボーカル玉置浩二、ベース六土開正、ギター武沢侑昴、ドラムス田中裕二で構成されたグループ。「ワインレッドの心」「恋の予感」など多くのヒット曲を生み出した。

田中さんは2019年に脳内出血で入院し、同11月16日の甲子園球場でのライブ「さよならゲーム」への出演を見送り、療養していた。