グラビアアイドルの沢口愛華(19)が映画「札束と温泉」(川上亮監督、公開時期未定)で初主演を務めることが19日、分かった。

沢口は、「令和のグラビアクイーン」の異名でグラビア界で活躍する一方で、昨年7月にはテレビ朝日系連続ドラマ「彼女、お借りします」に出演するなど、女優としても活動の幅を広げている。

同作は、高校の修学旅行で訪れた温泉宿で女子高生たちが、ヤクザの愛人が持ち逃げした札束の詰まったバッグを発見することから始まるラブコメディー。主人公の女子高生・高梨リサ役を演じる沢口は、「『高梨リサは自分と似ている』と台本に初めて目を通したときに思いました」と役柄を振り返った。さらに「『高梨リサ、という女の子の正義ってなんだろう』と台本を何度もめくりました。初めて共演者の方と顔を合わせ、読み合わせをした時、リサは孤独なような気がしました。私も孤独を感じました。台本を読めば読むほどリサから離れていっているような気がして、一定の距離までは近づけるのにリサの周りには硬い膜が覆われていて触れることさえ出来なくて。でもひかるや恵麻、美宇はその硬い膜を温かい手で溶かしてくれて、綾乃さんや遥さんはおおらかな心で支えてくれました。そのおかげで私はリサの正義を受け入れられるようになりました。『大切な人が傷ついているのを見たくない』。だから臆病で、自分を大切にする方法を知らない、ちょっと不器用な普通の女の子。私も普通の女の子だと、リサが気づかせてくれました」と、共演者たちに感謝のコメントを寄せた。