タレント坂上忍(55)が23日、フジテレビ系昼の情報バラエティー番組「ぽかぽか」(月~金曜午前11時45分)の「ぽいぽいトーク」にゲスト生出演し、同局昼番組に“凱旋(がいせん)”した。

MC神田愛花からの「大河ドラマ主演うけちゃうっぽい」との質問に、坂上は「あなたさ、ゲストもディスってるけど、元お世話になっていたところもディスってるよ」とキレのあるツッコミを展開。動揺する神田からは「そんなことないです。ご本人がまだ演技の仕事がしたいのかな」というと、坂上は「×」のパネルを挙げた。

「この話がこないっていうのが大前提ですけど…。これ別に生放送じゃないって思えばいいのかな。えっと本当に費用対効果悪いんだよね。めっちゃくちゃスケジュールおさえられるのよ」。さらに「朝ドラとか大河は出られることが、みたいなのまだあるじゃん。出たことあるの?」とハライチの2人に聞くと「ないです」。

坂上は「話が来たら、お金じゃないみたいってならない?」と言われ、澤部は正直に「出たいです」。丸刈りの澤部を見ながら坂上は「出たいの? そのまんまで出れるじゃん」と言って爆笑。澤部も「俺もいつでも出られる準備してるんですけど、ハナコの岡部(大)ばっかり」と、NHK連続テレビ小説「エール」とNHK大河ドラマ「どうする家康」に出演した、同じ所属事務所のハナコ岡部大に嫉妬していた。

坂上は演じることについて、持論を続けた。「いまさら俺が演技して何になるの? セリフ言える? それは育てていただいたのはお芝居の世界で、感謝してますけど。バラエティーのお仕事をたくさんいただくようになって、もう戻るつもりはないぐらいの気持ちでやらないとダメだって10年ぐらいやってきたわけだから。それがさ、ちょっと時間ができたからといって『愛してる』って言えないよ」と熱く語った。神田から「今後は一切ドラマ出ないってことでいいんですね」と問われると「これってそんなにハッキリ決めないといけないの」と不機嫌そうに話した。

32年間にわたって親しまれた同局の昼バラエティー「笑っていいとも」終了を受け14年4月に「バイキング」がスタート。坂上は8年にわたりMCを務めた。当初は日替わりMCで坂上は月曜担当だったが、翌15年4月から月~金曜のMCとなった。当初の放送は1時間で、16年4月から2時間に。バラエティーから、徐々に討論番組に変化した。20年10月には放送時間が3時間に延長し番組名を「バイキングMORE」に変更。坂上が「ライフワークである動物の保護活動に注力したい」と申し入れ、昨年4月1日に終了。同4月から始まった「ポップUP!」は同12月に終了し、9カ月で終わった。