大阪松竹座の開場100周年記念公演として、OSK日本歌劇団「レビュー 春のおどり」が4日、同劇場で開幕した。次々期NHK連続テレビ小説「ブギウギ」のモデルのひとつ、OSKは昨年が100周年。101年目の幕開けを、ゆかりある松竹座の100周年イヤーで飾った。

公演は、芝居仕立ての1部「レ・フェスティバル」と、2部「未来への扉Go to the Future」の洋舞2本立て。”ダンスのOSK”本領発揮の公演となった。

作・演出・振り付けは上島雪夫氏。1部の「レ・フェスティバル」は、フランスのある港町を舞台に、歌と踊りだけで人々の出会い、すれ違い、再会を描き、トップスター楊琳はアメリカのスターにふんした。

次々期朝ドラ「ブギウギ」で、ヒロインの先輩役で出演する翼和希は、詩人でもあり、海を渡り歩く水兵役で登場。演出の上島氏が「もっとアンニュイな陰のある役で、魅力が広がるのでは」と考えての配役。翼は、運命のめぐり会いを待つジャックとして、持ち前の明るい笑顔に、憂いを帯びた表情も織り交ぜて表現した。

大阪松竹座公演は12日まで。同公演は東京・新橋演舞場でも2月24~26日に上演される。