三宅健(43)が主演する劇団☆新感線の舞台「ミナト町純情オセロ~月がとっても慕情篇~」が10日、東京建物ブリリアホールで初日を迎えた。一本気で純情な、「愛」に生きるヤクザを演じる。

シェークスピア4大悲劇の「オセロ」を翻案、書き下ろし、1950年代の関西の港町を舞台に、混沌(こんとん)とした時代に生きるチンピラヤクザたちの人情悲喜劇を描く。三宅は、のし上がりつつある新たな勢力、沙鴎組の若頭筆頭、亜牟蘭オセロを演じる。ある日医者の娘、村板モナ(松井玲奈)にほれ、組を抜けてカタギになることを決意。亡くなった先代組長の妻アイ子(高田聖子)の恨みを買う。嫉妬や不信の心の渦が、人々を巻き込んでいく人間ドラマだ。

三宅は先月20日、公式サイトなどで、同舞台千秋楽翌日の5月2日をもって約30年間所属したジャニーズ事務所を退所すると発表していた。退所前ラストの舞台出演となる。