米倉涼子(47)が14日、都内で、主演するアマゾンオリジナルドラマ「エンジェルフライト 国際霊柩送還士」(プライム・ビデオで17日から配信)完成披露イベントに出席した。

国境を越えて遺族の元に遺体を届ける、国際霊柩送還士を描くヒューマンドラマ。

米倉は国際霊柩送還を行う「エンジェルハース」の社長、伊沢那美を演じる。佐々涼子氏の原作ドキュメンタリーにかねて感銘を受けており、オファーを「『はい』と二つ返事で。国際霊柩送還士が存在するんだと伝えていきたかったので、これは使命だなと思いました」と作品への思いを語った。

口や態度は悪いが、情に厚いキャラクターを演じる。米倉の代表作であるドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」シリーズで長く共演する遠藤憲一(61)は、本作の米倉について「パワフルなおばちゃんをがっつり演じきったので、ビックリしました。ためにためたものを出したなと。クールな役でため込んでいたから、それが全開放されてます」と明かすと、のびのびと演じきった米倉も「恥ずかしいものがなくなりました」と笑顔で話した。

イベントでは、那美のモデルとなった「エアハース・インターナショナル」の木村利惠代表、ドラマを手がけた堀切園健太郎監督もサプライズで登壇した。堀切園監督は、米倉が持病の腰痛と戦いながら撮影に臨んだことに感謝し「1話に大事なお芝居があったけれど、どう考えても今の米倉さんの状態では難しいと思っていた。でも『あそこだけはできるようにトレーニングしてきたから』と言ってくれた時、ものすごくうれしかった」と振り返った。

監督の言葉に聞き入った米倉は「ネガティブな作品ではなく、今生きている時に何か残していかなきゃと感じる作品。裏切らないドラマになっていると思います」と語った。

松本穂香(26)城田優(37)野呂佳代(39)徳井優(63)も出席した。