歌手竹島宏(44)が15日、都内で、この日発売の新曲「サンタマリアの鐘」のヒット祈願イベントを行った。

一昨年にリリースした20周年記念シングル、チェコが舞台の「プラハの橋」、昨年のフランスが舞台の「一枚の切符」に続く、ヨーロッパ3部作の完結編。この日は、3作に共通して登場する列車にちなみ、日本初の鉄道駅舎が存在していた、東京・新橋の旧新橋停車場で、抽選で選ばれたファンの前で3曲を歌唱した。

竹島は「ようやく3部作の完結編ができました。同じ主人公の物語で、続きが気になるとファンの方からたくさんの手紙をいただきました。ぜひ、ハッピーエンドにしてくださいという声が多くて。私の歌は不幸な主人公が多いのですが、今回は作詞家の山田ひろし先生が、ほのぼのとしたハッピーエンドに仕上げてくださいました。ファンの方も喜んでいただけるのでは。私もこの曲でハッピーになれるように頑張ります」と話した。

新曲「サンタマリアの鐘」はイタリア・フィレンツェが舞台。歌にちなみ、会場にはサンタマリアの鐘が用意され、NHK「のど自慢」の鐘を担当する打楽器奏者の秋山気晴とともに、竹島が鐘を鳴らした。

16日のWBC準々決勝では、侍ジャパンがイタリアと対戦する。竹島は「私は争いごとが苦手で、平和主義者です。日本に勝ってほしいですが、イタリアだと、歌のヒットにつながるかもしれません。引き分けはないんですよね。でも、日本に勝ってほしいですね」。さらに「チェコ戦も同じように、ファンの方から聞かれました。でも、チェコの選手の日本選手へのリスペクトがほほ笑ましかった。今の時代、ホッとしました」と語った。