来月3日にスタートするNHK連続テレビ小説「らんまん」主演の神木隆之介(29)と、同月1日に放送終了する「舞いあがれ!」のヒロイン福原遥(24)が17日、東京・渋谷の同局でバトンタッチセレモニーを行った。

神木が演じる植物学者・槙野万太郎が通う東京大学植物学教室を模したセットで開催。役の衣装で登場した神木は、ここまでの撮影を振り返り「何か新しい連続テレビ小説の形や表現に少しずつ挑戦していきたいなと思っているので、皆さまに『あ、こんな新しい表現あるの!』と新鮮な気持ちで見ていただけるように現場では頑張っております。植物だったりとか、専門的なこともあったりするので、各部が研究しながら丁寧に撮影しております。まっ、大変ですけどね!(笑い)みんなで乗り越えてこそだと思うので、ふんばりどころです」と話した。

放送に向けては、「福原さんが紡がれてきた、積み重ねてきたものをちゃんと引き継げるように、初回スタートを切りたいです。『らんまん』は皆さまの日常の一部となれる作品になれたらいいなと思っております。皆さん各自のスタイルで気楽に見て、聞いていただけたらすごくうれしいです。よろしくお願いいたします」と意欲を見せた。

恒例のプレゼント交換では、福原から神木へは「らんまんの番組ロゴをデザインしたサインボード」、神木から福原には「『らんまん』物語のモデルとなる植物学者・牧野富太郎博士ゆかりの植物でつくった花束」が贈られた。

福原は神木に向け「『舞いあがれ!』の小道具制作でお世話になった板金加工の工場に作っていただきました。神木さんはじめ、『らんまん』チームが最後まで笑顔いっぱいに撮影できますようにという思いを込め、『らんまん』のロゴと満開の花々が描かれています。右から見たら“らんまん”、左から見たら花に見えるように緻密に設計されたデザインは、東大阪の高い技術だからこそ表現できたものです。神木さんに心からのエールを込めて贈ります」と言葉を送った。

神木はプレゼントを受け取り「すごい!めちゃくちゃうれしいです。ほかのキャストの皆さん、スタッフの皆さんも喜ぶと思います。光を当てると『らんまん』ロゴや花柄が見えるということなので、光をあててみたいと思います。光をあてるのがとても楽しみです。すてきなプレゼントを本当にありがとうございます」と感謝した。