NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」(月~金曜)の21日に放送された第118話の平均世帯視聴率が8・7%(関東地区)だったことが22日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は4・9%だった。平均世帯視聴率の最高記録は第10話の16・9%。

時代は90年代から現在、「物づくりの町」として知られる大阪府東大阪市と自然豊かな長崎・五島列島が舞台。東大阪で町工場を営む両親のもとに生まれたヒロインの岩倉舞(福原遥)は、祖母が住む五島列島で「ばらもん凧」に魅入られる。やがて入学する航空学校で“パイロットの卵”である仲間と励まし合いながらフライト訓練に挑み、飛行機で空を飛ぶ夢に向かっていく物語。福原は朝ドラ通算4度目のオーディションで2545人の応募を勝ち抜いて主役をつかんだ。長崎出身の歌手さだまさしが語りを務める。

あらすじは、刈谷(高杉真宙)が開発する「空飛ぶクルマ」の視察を終え、「こんねくと」に戻ってきた舞。会社では笠巻(古舘寛治)が講師を務める子どもたちへの技術教室が行われていた。教室が終わり、舞は御園(山口紗弥加)に刈谷が開発する「空飛ぶクルマ」で、「こんねくと」も何か協力できないかと相談。空飛ぶクルマが実用化されれば東大阪にも大きなチャンスだと訴えた。すると笠巻は未来への投資だなと、相づちを打った。後日、舞は御園を連れて刈谷の工場に見学に行くと、刈谷から軽量化に向けてカーボンを加工できるところができないか相談された。御園は機体の開発は遅れているが、町工場を巻き込んで「こんねくと」が携わるのは可能と判断。そして舞は刈谷に開発を一緒にやることを提案した。刈谷は資金面で難色を示したが、東大阪の町工場の活性化、何より舞が空飛ぶクルマを見たいとの話を受け、提案を受け入れた。