「吉本新喜劇記念日2023」公演が21日、大阪・なんばグランド花月(NGK)で行われ、新喜劇の間寛平ゼネラルマネジャー(GM=73)から吉田裕(ゆたか=43)とアキ(53)の新座長就任が発表された。

満員の客席を前に吉田は「驚きました。18年間頑張ってきましたが、ひとりじゃ何もできないので、先輩後輩に助けられて、これからの新喜劇をつくっていきたい」と興奮気味に語った。

一方のアキは「吉本で33年。大阪の新喜劇に入って8年。いろんな先輩に支えられて、ここまで来ました。ファンの皆さんに支えられて、これから僕色の新喜劇を進化させたい」と抱負を語った。

寛平GMは「みなさん、アキとユタカを支えてやってください」と客席に頭を下げた。

吉田は兵庫県高砂市出身で、NSC(吉本総合芸能学院)23期生。05年金の卵オーディション1個目で新喜劇入りした。「ドリルすんのかいせんのかい」(乳首ドリル)のギャグで人気。元コメディNo.1前田五郎さんの長女で、新喜劇女優の前田真希(42)と18年に結婚した。

アキは東映撮影所でスタントマンを経験した後、吉本入り。昨年の新喜劇総選挙では見事1位に輝いた。

これまで座長だった川畑泰史(55)は20日をもって勇退を発表。また、小籔千豊(49)は昨年8月で座長勇退していた。

二人の新座長は、すっちー(51)酒井藍(36)の両座長とともに新喜劇を牽引していく。