日本テレビ水卜麻美アナウンサー(35)が25日、俳優の中村倫也(36)との結婚を発表した。

18年末、同局担当だった記者は「スッキリ」生放送終わり、インタビュー企画「日曜日のヒロイン」で、水卜アナにインタビュー取材をした。19年最初の登場ということを告げると、屈託のない笑顔で「私なんかでいいんですか?」と答えたのが印象的だった。当時、「好きなアナウンサーランキング」(オリコン調べ)5連覇で殿堂入り。“国民的アナウンサー”になっていたが、おごりたかぶりは全く感じさせず、記者の立場を理解し「私で答えられることはなんでも答えます」という姿勢には、逆に記者が驚いたほどだった。

この一言で直球勝負を決意。当時ささやかれていた独立や、結婚観について単刀直入に聞いたのを覚えている。結婚観については「自分は長期の目標が立てられないので、もしかして明日出会った人と明後日結婚するかもしれない」と笑っていた。「何歳までに結婚というのはなくて、決めておいて、それでできないと焦っちゃう。だから今年結婚するかもしれないし、向こう10年しないかもしれない。そんな人生もおもしろいと思うんです」。まるで行き当たりばったりのようにも聞こえるが、瞬発力のある水卜アナならではだと解釈した。

答えにくい内容もあったはずだが、インタビューの最後に「今日、楽しかったです!」と言えるのが水卜アナだ。実はインタビューの後、日テレ近くのカフェで他の原稿作業をしていると、そこに偶然水卜アナが登場。記者を見つけると、「先ほどはありがとうございました。原稿楽しみにしています」と水卜アナから声をかけてくれた。そんな何げない気遣いができる女性であり、何よりあの笑顔のファンは多いはずだ。

“水卜ちゃんロス”の男性も発生しそうだが、あの屈託のない笑顔で、末永く幸せな家庭を築いて欲しい。【元日本テレビ担当・川田和博】