NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」(月~金曜)の30日に放送された第125話の平均世帯視聴率が15・7%(関東地区)だったことが31日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は8・9%だった。平均世帯視聴率の最高記録は第10話の16・9%。

時代は90年代から現在、「物づくりの町」として知られる大阪府東大阪市と自然豊かな長崎・五島列島が舞台。東大阪で町工場を営む両親のもとに生まれたヒロインの岩倉舞(福原遥)は、祖母が住む五島列島で「ばらもん凧(だこ)」に魅入られる。やがて入学する航空学校で“パイロットの卵”である仲間と励まし合いながらフライト訓練に挑み、飛行機で空を飛ぶ夢に向かっていく物語。福原は朝ドラ通算4度目のオーディションで2545人の応募を勝ち抜いて主役をつかんだ。長崎出身の歌手さだまさしが語りを務める。

あらすじは、2020年4月。貴司(赤楚衛二)がようやくパリから帰宅する。自宅の玄関前で歩(安井姫壱)を遊ばせていた舞は、喜びのあまり貴司にかけより歩と一緒に抱きしめる。3カ月後の7月。ネットで刈谷(高杉真宙)たちアビキルの空飛ぶクルマ開発の詳細を多くの人に見てもらうため、紹介動画用の撮影を行いネット上にアップする。やがてそれを目にした投資家が刈谷に大口の出資を申し出てくる。

それから6年後の2026年。空飛ぶクルマ「かささぎ」は実用化へ進む。刈谷は島と島をつなぐ、五島での初フライトの操縦を舞に託す。祥子(高畑淳子)と、IWAKURAを結城章社長(葵揚)に託しためぐみ(永作博美)は五島に戻ることを決める。そして2027年、舞の初フライトの日がやって来る。