DA PUMPが新曲「サンライズ・ムーン~宇宙に行こう~」を6月7日にCD発売、5月24日に配信リリースすることが30日、決まった。

木梨憲武(61)がブランドプロデューサー、所ジョージ(68)が作詞作曲を担当し、合同編曲は第65回グラミー賞で「最優秀グローバル・ミュージック・アルバム賞」を受賞した宅見将典氏(44)が担当する。

昨年12月にDA PUMPのKIMI(39)がTBSラジオ「土曜朝6時木梨の会。」に出演したのがきっかけ。同番組主催のゴルフコンペへの参加枠をかけたリスナーオーディションに一般応募してラジオに出演。コンペ参加をかけたパター企画で失敗してしまったが、コンペ当日に飛び込みでゴルフ場へ行き、参加をかけたパターを今度は見事に成功させて参加を認められた。

そんなKIMIを気に入った木梨が、コンペ中に所にDA PUMPの楽曲制作を提案。所属事務所やDA PUMPの他メンバーからの承諾を得る前に二つ返事で楽曲制作がスタートした。所いわく、コンペからの帰りの車内ですでに制作は始まったという。

1月5日に木梨からの緊急招集でKIMIが急きょ、デモのレコーディングに参加した。2月18日放送の同番組にISSAとKIMIが出演し、レコーディングを実施。合同編曲に宅見氏を迎えることも決まり、着々と新曲リリースに向けて進んでいったという。

新曲「サンライズ・ムーン~宇宙に行こう~」は「宇宙を楽しく!」のコンセプトをもとに制作したという。タイトルは所が制作依頼を受けた日に、千葉のゴルフ場へ向かう途中に見た朝方の太陽と月が同時に出ていた風景を切り取って命名。人と人の巡り合わせやその場の雰囲気から生まれた「やろう!」というグルーブ感を大切にしたという。

宅見氏のインド風アレンジに、所の独特のセンスを落とし込んだポップな楽曲に仕上がったという。木梨は「長い間、所さんと音楽作ったりとかいろいろやっているけど、今あったこととか思ったことを曲にしてもらってて、今回は土曜の朝のラジオからKIMIきっかけでスタートしていろんな人が加わって、仲良くなり形になって喜んでいます。人と人を会わせるのが大好き。ドンドン走っていく所さんも含め『サンライズ・ムーン~宇宙に行こう~』とDA PUMPを応援していきます」とコメント。

所は「制作が決まったゴルフコンペの時にアクアラインで千葉方面のゴルフ場に向かったんだけど、その時に見えた左手に月がまだ残ってて、右手に朝日が昇ってたのが頭に残ってたから『サンライズ・ムーン』で良いんじゃねぇかなって思って。あの時期じゃなかったらそういったシチュエーションじゃないだろうから無かった話なの」とノリの勢いだけではなく、時期的なタイミングも制作のきっかけになった。

KIMIは「リスナーとしてちょくちょく聴いていて、ゴルフコンペのオーディションがあったので思い切りで応募したのがきっかけです」と新曲誕生のきっかけを回顧。「また新しいDA PUMPが見れるような気がしています。所さんが作ってくださった今までにないテイストと、木梨さんのアイデアに、僕たちと聞いてくれる皆さまがどんだけ楽しめるのかワクワクしています」とコメントした。

また、1月の箱根駅伝を走った青学大・近藤幸太郎と2月の別府大分毎日マラソンで日本学生新記録を出した同横田俊吾(ともに当時4年)が、コーラスに参加している。2人が同番組に出演した際、木梨が都内のスタジオに連れて行ってレコーディング風景を見学させた際、木梨のむちゃ振りで急きょ、レコーディングへの参加が決まったという。豪華面々による新曲となる。