米俳優ジェレミー・レナ-(52)が29日、米ABCテレビのインタビューで、元日に起きた除雪車事故について初めて明かしていることが分かった。ABCニュースが、来月6日に放送されるインタビューの一部を公開し、事故後初のインタビューで、事故の全容について告白していることが明かされた。

レナーは米ネバダ州リノ近郊の自宅で除雪作業中に大型除雪車にひかれて下敷きになり、胸部に鈍的外傷や30カ所以上を骨折する重傷を負った。奇跡的に一命をとりとめたレナーは、すでに病院を退院して自宅でリハビリ療養を続けている。先日は、リハビリ用のマシンを用いて初めて歩行する動画も公開しており、驚異的な回復力が話題になっていた。

公開されたインタビューでは、事故当時ずっと意識がはっきりしてしており、痛みを感じていたことなどを明かし、涙をこらえるような場面も見られる。また、事故の原因についても運転席を離れた時においの方に向かって除雪車が動き出したのを見て、それを止めようとした結果だったと振り返り、もう1度同じことが起きたら「同じようにする」と答えている。

「私は生き残ることを選択した。この経験で私は多くの肉と骨を失ったが、愛とチタンでエネルギーを補給された」と力強く話しており、大きな反響を呼びそうだ。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)