秋元康氏が総合プロデュースする劇団4ドル50セントの國森桜が2日、都内で、自身初のバースデーイベントを開催した。

この日が24歳の誕生日。同期の仲美海(21)とともに進行し、幼少期の写真を公開して半生を振り返ったり、自身にまつわるクイズを出題したりしてファンと交流した。公開された映像や、プレゼントの生写真の撮影を振り返り、「すごい暴風で、疲れちゃって。(撮影した)美海ちゃんから『目が笑ってない』と怒られました。あの時の美海ちゃんは怖かったです」と明かし、笑いを誘った。

好きな劇団4ドル50セントの楽曲を聞かれ、自身がセンターを務めた「愛があったら…」や、「感情よ」の名前を挙げた。17年の旗揚げ当時を振り返り「体調悪い中レコーディングしたよね、鼻声で。1人だけ3時間振り付けして」と回想。仲から「急きょさくちゃんが真ん中で。(体調不良で)倒れるって言って。今は強くなったなって思いました」と褒められ、國森も「本当、強くなった」とほほ笑んだ。

また、劇団のオーディションを受けたきっかけを聞かれ「お母さんにお金をあげたくて、何をしたら渡せるんだろう高校1年生の自分は思いました。就職はすぐにできないし、芸能活動なら、と思って」と答えた。「女優になれば何でもできるじゃないですか。ドラマとか舞台とか。やってみようと思って」と説明した。

ただ、劇団4ドル50セント加入後も「1年くらいは、演技嫌いだったんですよ」という。「最初はどうやって辞めようか、っていう理由を考えていました」と打ち明けた。「でも2年目にドラマデザイン社の舞台のオーディションに受かって。演技が楽しいって思えるようになって。映像とかも興味あったんですけど、舞台が一番自分に合っているなって。ハマりました」と笑顔を見せた。

仲と「感情よ」をデュエットした後、家庭の事情で地元の広島に帰郷することを報告。「お仕事の拠点が広島になるだけで、活動は続けます。劇団は辞めません。安心してください」と伝えた。「会う回数とか、舞台に立つ回数が少しの間、少なくなると思いますが会える時はぜひ来てください」と呼びかけ、ファンから拍手を浴びた。5月3日からは二人芝居「ふたりよがり」(東京・池袋西口GEKIBA)への出演も控えている。

ラストは仲がサプライズでバースデーケーキを持って登場。國森はロウソクの火を消し「やったー! ありがとう!」とジャンプして喜んだ。