お笑いトリオ東京03の角田晃広(49)が2日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた「怪物」初日舞台あいさつで、是枝裕和監督(60)から「お笑いをされている方で、すごくお芝居が上手な方が…全部じゃないけど、時々いる。角田さんは、その1人」と、その演技力を絶賛された。

角田は劇中で、黒川想矢(13)が演じた麦野湊と柊木陽太(11)が演じた星川依里が通う小学校の教頭を演じた。永山瑛太(40)が演じた担任教師の保利道敏との関係も、やや距離がある微妙な役どころを好演した。

是枝監督は「もちろん、せりふの間合いの取り方は、すばらしい。画面の中にいるポジション取りが、すごく上手なんですよ。すごく的確なところで、ちゃんと動きタイミング良くフレームに入ってくる。本当に天性のものと思いますけど…すばらしかったです」と絶賛した。

角田は「本当ですか? もったいないお言葉、感謝します」と喜んだ。一方で、坂元裕二氏(56)が脚本賞を受賞したカンヌ映画祭には参加できず「写会で見て改めて、すごい作品に参加できたなと。行けるかな? と、わずかに思いましたが行けませんでしたね。行きたかったですね。すごいんだよね! いずれ立ちたい」と将来のカンヌ行きを誓った。

舞台あいさつには、安藤サクラ(37)と中村獅童(50)も登壇した。