宝塚歌劇団の星組トップ礼真琴が主演するフレンチ・ミュージカルの話題作「1789-バスティーユの恋人たち-」は2日、兵庫・宝塚大劇場で開幕した。

フランス革命に身を投じた青年の姿を描くフレンチ・ミュージカル。宝塚では15年月組以来、8年ぶりの再演となった。

今公演をめぐっては、幕開けの2日前になって「稽古中に体調不良者が出るなどした」として、初日の開演を2時間半遅らせて、午後3時半スタートに。最終確認となる通し舞台稽古もこの日午前に行われたが、無事に初日の幕を開けた。

稽古後には、美稀千種組長が「ご迷惑をおかけして、申し訳ございません。出演者一同、体調管理努めてまいります」とあいさつ。礼も「本日から千秋楽まで、どうぞ、よろしくお願いいたします」とコメントした。

礼が演じる主人公は名もなき民衆の1人、ロナン。革命に身を投じる青年役に、芝居に歌に、踊りにも情感をこめ、表現した。

トップ娘役の舞空瞳は王太子の養育係オランプ、王弟アルトワ伯に瀬央ゆりあ、革命家デムーランは暁千星、ロベスピエールに極美慎。初演月組では愛希れいかが演じたマリー・アントワネットは、今作で退団する有沙瞳がふんした。

宝塚は7月2日まで、東京宝塚劇場は7月22日~8月27日。