歌舞伎俳優坂東玉三郎(73)が5日、都内で、セルフプロデュースする「PREMIUM SHOW」(9月2~24日、東京・南青山BAROOM)の制作会見を行った。

公演期間前半の9月2~10日はは口上と衣装解説、後半の同12~24日はコンサートで構成する。約150人規模の空間で、玉三郎は「これまで100人前後の劇場で公演していますし、小さな空間を大切にしてきました。何よりお客さまに近くでお目に掛かれることが楽しみです」と話した。小規模劇場での公演は約35年ぶりだという。

衣装解説は5点ほどの衣装を見せるとし「将来的には扇や小道具もお見せしたい」と希望を語った。コンサートは18~19曲を選定中で、ボサノバなど小さな空間に合うような歌を考えているとした。

玉三郎は「大役で1カ月の大劇場を背負うことはなかなか難しくなっています。お客さまにも大劇場ではない空間で気楽に楽しんでいただけるものを着実にやっていきたい。今回お話をいただいたことは、運命的で幸せなことです。お客さまに満足していただけたら、また新しい企画でお目にかかりたい」と話した。