女優奈緒(28)が主演を務めるフジテレビ系連続ドラマ「あなたがしてくれなくても」(木曜午後10時)の最終話が22日に放送され、平均世帯視聴率が6・3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが23日、分かった。第1話から5・8%、4・9%、5・0%、5・2%、5・2%、4・9%、5・3%、5・8%、6・1%、6・2%だった。平均個人視聴率は3・2%。第1話から3・1%、2・6%、2・7%、2・7%、2・5%、2・5%、2・8%、3・0%、3・2%、3・3%だった。

同局連ドラ初主演の奈緒は、32歳で平凡なOLの主人公・吉野みちを演じる。永山瑛太演じる夫・陽一とは結婚5年目でセックスレス歴2年の夫婦。岩田剛典は奈緒の上司・新名誠役で、田中みな実は岩田の妻でキャリアウーマンの新名楓役。夫婦のセックスレスをテーマに、30代男女のタブーに切り込んだ禁断の恋愛ドラマ。一見幸せそうな2組の夫婦が複雑にもつれ合っていく。

原作はハルノ晴氏による同名コミック。制作陣には、社会現象を巻き起こした14年の同局系連ドラ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」で演出を務めた西谷弘氏をはじめ、当時の制作スタッフが再集結した。

最終話ではみちは、夫の陽一に離婚の合意をとりつけ、誠も妻の楓と離婚することになった。新名は水族館にみちを誘い、改めて「ずっと一緒にいてください」と告白する。しかし、みちは「気持ちには応えられない。誰にも頼らず1人で生きていきたい」と返した。2人はお互いを好きになったことに後悔はないと伝えて別れた。

2カ月後、誠は陽一のカフェに呼ばれる。陽一は誠にみちと別れたのかと聞く。陽一は「みちは誰かがそばにいて見てやんなきゃダメだ」と促すが、誠は「みちさんは1人で生きていけますよ」と答える。

ある日、陽一の家に姉の麻美(紺野まひる)がやってくる。麻美は子供の音楽教室の発表会に行けないので、みちに代わりを頼んだと言う。自分も行こうとする陽一に、麻美は「あんたは来なくて良い」と告げる。