結成15周年を迎えた2人組ラップグループ・MOROHAのラッパー・アフロ(35)が18日、都内のユーロライブで行われた初主演映画「さよなら ほやマン」(庄司輝秋監督、11月3日公開)完成披露試写会で、駆けつけた友人の東出昌大(35)から花束を贈られた。

「さよなら ほやマン」は、作品の舞台となった宮城県石巻出身の庄司輝秋監督の、長編映画デビュー作。アフロは、同監督が執筆したオリジナルの脚本を読み、物語と主人公に深く共鳴し、製作側の熱烈オファーに主演を決意。石巻の離島で両親を亡くし弟と懸命に生きてきた、ほや漁を営む漁師の阿部アキラを演じた。役どころの全てを演じるため、小型船舶の免許を取得し、素潜りのスクールに通うなど万全の準備を尽くし、撮影に臨んだ。

アフロと東出は6、7年前から親交がある親しい友人で、東出がMOROHAのファンだったことから親交が始まり「ちょくちょく遊ぶ」(東出)関係だという。東出は、アフロの口調をまねながら「『映画の主演、決まったでー』ってメールが来て。『役作り、どうするの? とか分からなかったら聞いて』とか返したら『大丈夫、大丈夫。分からないことあったらら聞くね』って」とアフロから送られてきたメールを紹介。「連絡が来なかった。2~3カ月たって『撮影、終わった。最高だったよ』と。良い現場だったんだなと思って」と撮影後のメールも明かした。

東出は、アフロにアドバイスしたかと聞かれると「ないです。音楽やっていらっしゃる方、お笑い芸人さんとか、人前に普段からライブに立たれる方って、カメラの前で臆することなく、ワーッと感情を出せる」と、特に助言しなかったと振り返った。アフロの演技については「プライベートを知っているので、あのアフロがどうやるんだろうと思ったら、ストレートに良いお芝居をした。下北沢の汚い居酒屋で、褒めた」と笑いながら語った。

アフロは「役者の方は、死に物狂いで、たたき上げから真ん中、主演でやりたい方が、たくさんいらっしゃる中で、ずっと音楽をやってきた自分が突然、そこに立つ。自分がどう解釈し、ちゃんと向き合うかを見せないと東出君に顔向けできないなという思いが強くあった」と、東出に恥ずかしくない演技をしようと葛藤があったと振り返った。その上で「褒めていただいてひと安心」と笑みを浮かべた。

舞台あいさつには黒崎煌代(21)呉城久美(37)津田寛治(58)松金よね子(73)も登壇。