「Why ジャパニーズ ピーポー?」の鉄板ギャグで知られる米国出身のお笑い芸人、厚切りジェイソン(37)が20日、都内で新刊「ジェイソン流お金の稼ぎ方」発売イベントを行った。今作は70万部越えのベストセラー「ジェイソン流お金の増やし方」の待望の続編。発売前から重版がかかり、発売日時点で7万部を突破している。

前作は、節約と資産運用がテーマだが、今作は節約しても投資資金がない人に向けて「稼ぐ力」を説く一作。「どうやって投資できるお金が作れるのか、というのを多くの人に伝えられたらといなと」と続編に込めた思いを説明した。

稼げるか、稼げないかの違いは「需要と供給」と持論を展開。「世の中で必要とされる需要に応えらえる人になること。他に入れ替わることができないような人になることができれば、収入を高くする秘訣(ひけつ)になります」と強調。スキルの獲得だけでなく、企業側にアピールしていく力が必要になるとした。

そう語る背景には、自身の大学時代の挫折があったと告白。大学時代、IT業界のインターンシップへの参加を希望。一流企業を受験し、電話面接7回をパスするも、本社での最終面接で落選した。ITスキルに自信はあったが、学生市場の大きさにのまれる形となり、「他の人が持っていないスキルを身に付けたらいいんじゃないかと思って。ITと日本語をフル活用出来る価値があれば、自分に価値が生まれると思った」。競争社会を生き抜くために、プラスアルファの価値を身に着ける必要性を学んだという。

稼ぎが増えれば支出が増える人も多いという問題に対しては、満足できる生活水準を設定することを勧めた。自身の収入が増えた今でも浪費とは縁遠く「今でも新卒の時の給料くらいで支出をキープ」と告白。「残りは資産運用にまわしている。そのおかげで将来への不安が払拭(ふっしょく)できました」と私生活を明かした。

また、新NISA制度を始める上での心構えをアドバイス。同制度は、投資枠の拡大、非課税期間も無期限になるなど、資産形成を強く後押しする制度に生まれ変わる。「冷静的にずっとコツコツやっていくことが大事だと思う。長期投資、分散投資、積立投資をずっとやっていけば、NISAを活用すればさらに効率よく税金的な面で長い目でみるといいことにつながる」とした。