トランプ前大統領の妻メラニア夫人(53)が、28日に行われたカーター元米大統領(99)の妻ロザリン夫人の葬儀での服装を巡って、「ふさわしくない」と批判を浴びている。今月19日に96歳で死去したロザリン夫人の追悼式が、米ジョージア州アトランタで行われ、バイデン大統領をはじめ政界の大物たちが参列。その中にはジル大統領夫人、オバマ元大統領の妻ミシェル夫人、クリントン元大統領の妻ヒラリー夫人、ブッシュ元大統領の妻ローラ夫人の元ファーストレディー5人の姿もあった。

トランプ氏の姿はなく、単身での参列となったが、他の4人が黒の装いをする中でメラニア夫人だけがグレーのツイードのコートを着用していたことが物議を醸している。

コートの下に黒いドレスを着ているようにも見えるが、式の間夫人はずっとコートを着用したままだった。そのため、「最低クラス」「黒い服持っていないの?」「夫(トランプ氏)と同じくらい失礼で、品格に欠けることが判明した」などとX(旧ツイッター)には批判が殺到した。一方、元モデルである夫人を支持するユーザーも多く、5人のファーストレディーたちの写真を並べてメラニア夫人が「最高のファーストレディー」だったと主張する投稿もあり、賛否両論を呼んでいる。また、「会ったこともない女性の服装を気にする人がいるのだろうか」「元ファーストレディーの死を追悼する日に、他の誰かの服の色について話題にすることの方がばかげている」と擁護する声もあった。

メラニア夫人の元友人で上級顧問を務めていたステファニー・ウィンストン・ウォルコフ氏も「モデルのウオーキング」と呼んで「写真撮影の機会として利用した」と夫人の追悼式で装いについて批判している。一方、エチケットの専門家は、くすんだ灰色は葬儀では完璧に受け入れられる色だとし「保守的で敬意を払ったものだった」とニューズウィーク誌にコメントしている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)