日向坂46の四期生が、東京・東急歌舞伎町タワーで開催された「新参者」公演を完走した。際立ったのは「一体感」。特に藤嶌果歩(17)のスピーチはその象徴となった。

「藤嶌のスピーチ、すごかったですね」。公演後にあるライブスタッフが思わず漏らした言葉だ。もともと、パフォーマンス中のパッと華やぐような笑顔に定評があるメンバーだが、純度の高い瞳で真っすぐ前を見つめながら発する言葉でも、その場にいる者たちを魅了していった。

まず11月18日の公演で「私たち四期生は、この『新参者』に全てをかけることにしました。この『新参者』は、四期生にとっての、本当に最後のチャンスだと思って…」と宣言し、大きな拍手を浴びた。

さらに同30日の千秋楽。ダブルアンコールで藤嶌がマイクを両手で握った。「私たちに、もっともっと、もっともっとすてきな集団になろうね、って思わせてくれたのは皆さんでした。皆さんがいなかったらここに立つことができなかったと思います」と感謝し、「私たちはこれからもずっと、皆さんと一緒にこの道を歩いていきたいです!」と涙目で呼び掛けた。メンバーたちは涙をぬぐって、何度もうなずいた。

公演期間中には、スタッフからのサプライズもあった。書道が得意な藤嶌がしたためた「一体感」の文字をプリントしたTシャツがメンバーたちにプレゼントされた。昨年9月の加入から2年目に入った。身も心も一体になった四期生の絆は、渾身(こんしん)の10公演を終えて間違いなく強まった。

千秋楽で熱いスピーチを披露した藤嶌の胸には、まさに「一体感」の文字が光っていた。言葉には力がある。スタッフやファンも一丸となって、全員が「一体感」というテーマの一部となった。