結成10年の節目を迎えた3人組バンドのMrs.GREEN APPLEの「ケセラセラ」が大賞を初受賞した。
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結成10年の節目を迎えた「ミセス」がレコード大賞という大きな栄冠を手にした。
司会の安住紳一郎アナウンサーから発表されると、3人は顔を見合わせて笑顔をはじけさせた。ボーカル&ギターの大森元貴(27)は「これからも地に足を着けて楽曲をつくっていきたい」とファンに感謝。キーボードの藤澤涼架(30)は「驚きの気持ちでいっぱいです」、ギターの若井滉斗(27)は「みなさんに感謝したい」と続けた。
「ケセラセラ」は4月25日に配信リリース。大森が作詞作曲を手がけ、リズミカルで耳に心地の良いサウンドと、前を向いて生きる人の背中をそっと押すような温かい歌詞が多くの若者の心に刺さった。テレビ朝日系ドラマ「日曜の夜ぐらいは…」の主題歌として全国のお茶の間に届いたことも後押しして、自身最速でストリーミング再生1億回を突破するヒットにつながった。
これまでも「知る人ぞ知る」実力派だったが、昨年のレコード大賞で「ダンスホール」が優秀作品賞に選ばれ、年が明けた23年に一気に花開いた。今年7月には4年ぶりのアルバム「ANTENNA」を発売。18万枚超を売り上げ、Spotify週間チャートなどで1位を獲得した。夏には自身最大規模のアリーナツアーを開催。3都市6公演で8万人を動員し、初のドーム公演と合わせて15万人に自慢の歌声と曲を届けた。
大森は「結成10年の節目に初のドームライブを行うことができてファンの皆さんと一緒に盛り上げることができた。ありがたい」。「ケセラセラ」はスペイン語で「なるようになるさ」の意で、若井は「今年はこの楽曲にパワーをもらい、『なるようになるさ』という思いで駆け抜けた」と振り返った。藤澤も「大切な言葉だと思ってライブで届けています」と話した。
今日放送のNHK紅白歌合戦には「レコ大大賞」の勲章を持って初出場し、「ダンスホール」を歌唱する。節目の年、国民的バンドに成長した3人組が最高の年末を迎えている。【松本久】



