KAT-TUN中丸雄一(40)が28日、都内で、漫画家としてのデビュー作「山田君のざわめく時間」の単行本発売記念会見に出席した。夢がかなった感慨を明かし、“ほら吹きヤロウ”の汚名返上を喜んだ。

「日曜日のお忙しいところ、今日はありとがとうございます」とあいさつ。「個人的なことなんですけど、結構時間や労力をかけて作った漫画が単行本になりました」と報告した。「シンプルに、ただただ感無量です。ゴールじゃないけど、少年の頃夢見たことなので。過去の自分にに『頑張ったな』って言いたいくらいです」と喜んだ。

同作は中丸が本格的に漫画執筆に取り組み始めてから3年、昨年6月から「月刊アフタヌーン」でスタートした短期集中連載を単行本化したもの。「グループでの活動をやりながらなので、隙間時間も限られていて。うまく使って作品にしました。よく乗り越えたなと思います」と満足げだった。

今後の漫画家としての展望を聞かれ「ようやく『山田君』シリーズの道が出来上がったと思うので、2巻、3巻と目指していきたい」と意気込んだ。共にYouTubeチャンネル「よにのチャンネル」のメンバーでもあるHey!Say!JUMP山田涼介(30)の名前をあげ、「もし万が一、1%くらいこの作品が実写化するとするじゃないですか。そしたら(同じ名字の)山田くんにお願いしようかな。一応僕は先輩にあたるので、もし本当にそうなった場合はちゃんと先輩風吹かせようと思っています」と明かし、笑いを誘った。

漫画家を目指して7年になるという。「ファンの皆さんにも、KAT-TUNのライブMCでちょくちょく言っていたんですよ。俺は漫画家になる、って」と振り返り、「もちろん本気で言っていたんですけど、毎年のように言っていたので、だんだん“ほら吹きヤロウ”みたいになって。『あいつまた言ってるよ』みたいな…」と吐露。「それがプレッシャーになって、ここまで来たらやるしかない、みたいになったのがききましたね」と笑った。

また「ほぼ許可なくメンバーのことを描いたこともあったので、『あいつは週刊誌』だと言われて。それは没になっているんで、安心してほしいです」と笑わせつつ、「(メンバーからは)めちゃくちゃおめでとうって言ってもらいましたね。初日に買ってくれたみたいで。やっぱり愛はあるなって思いました」と感謝した。