劇作家、演出家の三谷幸喜氏(62)が3日、TBS系「情報7daysニュースキャスター」(土曜午後10時)に出演。原作との改変を訴えて亡くなった「セクシー田中さん」の原作者の芦原妃名子さんに対して、自身の思いを吐露した。

「僕の話になりますけど、長い間仕事してきて、こんな仕事辞めようとか、何でみんな分かってくれないんだ、僕のつくったものを勝手にイジってしまうんだって思ったことは何度もあるし。本当に全部投げ捨てたいと思うし。死にたいと思ったことも実はあるんですよね、のほほんと書いているように見えるかもしれないですけど」と切り出した。

そして「当然、僕は踏みとどまったんですよ。何で踏みとどまったかというと、僕が書いたものに対して責任があるし、これから書くものに対しても責任があるし、今書いているものにも責任があるし。多分、この先自分がつくったものを楽しんでもらう人たちがいるとするのであれば、変な感情で読んでもらいたくない、見てもらいたくないんですよ。やっぱりここは踏みとどまらなきゃいけないって思うんですよね」と言い、神妙な顔つきで「踏みとどまってほしかったです」と言葉を紡いだ。

芦原さんは自身の漫画「セクシー田中さん」が日本テレビでドラマ化された際のトラブルを1月26日までに開設したX(旧ツイッター)で報告していた。同ドラマでは第9話、第10話の脚本を手がけていたが、その際制作陣側との間に起きた食い違いのような事態について、「私が9話・10話の脚本を書かざるを得ないと判断するに至った」などとしてその背景を記すなどしていた。

同Xによると、もともと芦原さんは、ドラマ化にあたって、「必ず漫画に忠実に」と依頼していたという。連載が継続している作品であるため、特にドラマオリジナルの終盤については、「原作者があらすじからセリフまで」用意するという条件を提示してドラマ化に合意したが、いざ制作がスタートすると、原作を大きく改変した内容になっていたという趣旨のことをつづっていた。そして「9話、10話の脚本にご不満をもたれた方もいらっしゃるかと思います。どのような判断がベストだったのか、今も正直正解が分からずにいますが、改めて、心よりお詫び申し上げます」などと吐露していた。

その後、一連のポストはネット上で注目を集め、その後、芦原さんは1月28日までに当該ポストを削除し、「攻撃したかったわけじゃなくて。ごめんなさい」などと謝罪していた。

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