作家神津カンナ氏(65)が18日、都内で行われた、母で女優中村メイコさん(享年89)を「送る会」で、1年半前に食道がんの手術を行ったことを明かした。カンナ氏は、中村さんと作曲家神津善行氏の長女。

この日、父善行氏らと取材を受ける時、カンナ氏は「手術をしたので、ちょっと声が出にくく…」などと話していた。会の中で、黒柳徹子からの弔辞を代読する時には「1年半前に食道がんの手術をしまして、声が出にくいところも多々ありますが、ご容赦願えればと思っています」と断っていた。

母中村さんについて、カンナ氏は「自分でものを考えなさい、としょっちゅう言ってました。母は小学校しか行ってないので、どんなことも自分で勉強してたと。自分で考えるっていうことの重要さを教えてくれました。今、つたなくても文章を書いていると、そういうことをいっぱい教えてくれたのが母だったなと思います」と振り返った。

カンナ氏は、作家活動のほか、日本相撲協会の幹事も務めている。