幾田りら(23)とあのが18日、都内で、自身が声優を務めるアニメ映画「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」前章(22日公開)高校生限定試写会に登壇し、学生たちと交流した。

昨年度紅白出場歌手の2ショットに、集まった高校生約100人は「きゃー!」「かわいいー!」と歓声を上げた。制服姿の学生を前に幾田は「先生になった気分」とにっこり。あのも「みんな高校生って、こんなことなかなかない」とうなずいた。

受験に落ちたという高校3年生から「自分を元気づける方法」を聞かれたあのは「落ちてここに来られる行動力があれば何でもやっていける」と笑いを誘いつつエールを送った。「落ち込んだときは好きな物とか気にせずめっちゃ買ったり、行きたい場所に行ったり。毎日同じことをしていると落ち込んだときに余計逃げ道なくなっちゃうから発散する」と真摯(しんし)にアドバイス。幾田も「踏ん張る力がある。何でもできる!」とほほ笑みかけた。

アーティストを目指す学生から「ライブのMCで緊張してしゃべれなくなる」という相談も。幾田は「私もめっちゃ緊張する」といい「でも緊張感があるのはいいこと!ライブ前に1人で自分と向き合う時間をつくると落ち着いてステージに上がることができます」とアドバイス。「いつかどこかでお会いしましょう!」と笑顔を向けた。

2人から高校生に向けて流行っているものを質問する場面も。学生らとたっぷり交流し、あのは「今の高校生冷たいって聞いてたけど温かくてよかった」と笑顔で喜んだ。

同作(通称・デデデデ)は浅野いにお氏が原作の同名コミック。突如、宇宙から襲来した母艦が空に覆いかぶさる東京で青春を謳歌(おうか)する女子高生の小山門出と“おんたん”こと中川鳳蘭。門出をYOASOBIのボーカルikuraとしても活躍する幾田が、おんたんを、あのが演じる。

幾田は今作で2度目にして初の主演アニメ声優、あのが声優を務めるのは初。後章は5月24日公開で、主題歌は前章をあのが、後章を幾田が担当する。