TBS報道番組「Nスタ」(月~金曜午後3時49分)が25日の放送から新体制でパワーアップする。また、キャスターを務める同局井上貴博アナウンサー(39)とホラン千秋(35)は今年1月1日に発生した令和6年能登半島地震の被災地応援の思いを込めて、石川県で初の2人旅を行った。

キャスターとしてタッグを組んで8年目に突入する同局井上アナとホランが月~木曜の週4日を担当、同局日比麻音子アナウンサー(30)が金曜のメインキャスターとなる。番組の新ビジュアルには番組応援キャラクターのブーナも加わり、より「Nスタ」らしさが増した。

同番組では能登半島地震に相次いで現地入りし、被災地や被災者の様子を継続して報道。井上アナとホランはこれまで東日本大震災の被災地などから中継出演することはあったが、グルメや街の魅力の発信、伝統工芸体験など、旅感満点の「特集」枠で2人が取材するのは今回が初となる。

地元のグルメを堪能しながらこれまでの7年間についてじっくり話をするなど、貴重な機会となり、結婚に関するトークに花が咲く場面も。関係性がさらにパワーアップした2人が“たいせつなことは、話して伝えたい”の信念のもと、同番組でこれからも情報を伝えていく。

井上アナは「ネット全盛の時代。ネットで全て事足ります。その中でテレビをつけてくださる方に、どんな付加価値をお届けすることができるか模索します。そして、非常に生意気ですし微力も微力ですが、一人のテレビマンとして内側から変えたい。少しずつでも、遠回りしてでも、テレビ報道を変えていきたいと本気で考えています。局アナとしてどこまでできるか、精いっぱいやってみます」。

続けて「ネットにはない温度、空気感、間、表情、脱線、7年間共にしたからこそお互いに遠慮なくNOと言えるホランさんとの関係性。台本のない“汚い生放送”を目指して、スタッフともども試行錯誤を続けていきます」と意気込んだ。

ホランも「金沢では、おいしい食べ物やすてきな景色、温かい人たちとの出会いがあり、スタジオからニュースを届けているいつものONの状態とはまた違った、私たちの素の会話が自然と飛び出すような楽しい取材でした。春からは7年前にスタートさせた今の『Nスタ』の原点に返る気持ちで、これからも世の中の出来事やさまざまな声をお伝えしていきたいです」としている。