2020年に王室を離脱して米カリフォルニア州に移住したヘンリー王子(39)とメーガン妃(42)の個人プロフィルが、英王室の公式サイトからひっそりと削除されていたことが分かった。

ウィリアム皇太子(41)の妻キャサリン皇太子妃(42)の健康問題に世間の注目が集まる中、王室は公式サイトに掲載されている「ロイヤルメンバーの紹介」ページを更新し、これまで個別に掲載されていたヘンリー王子とメーガン妃それぞれの経歴が削除され、「サセックス公爵と公爵夫人」として夫婦共通のものに変更された。また、アーチー王子(4)とリリベット王女(2)のプロフィルは完全削除され、事実上の格下げとなった。

夫婦の新たな経歴では、「2020年1月に発表されたとおり、サセックス公爵と公爵夫人は、公務を行う現役の王室メンバーから退いています。夫妻は2019年5月19日にウィンザーの聖ジョージ礼拝堂で結婚し、アーチー・オブ・サセックス王子、リリベット・オブ・サセックス王女の2人の子どもがいます」と記されている。さらに、夫妻が公務から退いた決断についても明記されており、「現役メンバーに復帰することはないが、家族の愛されるメンバーであり続ける」との文面もある。

この時期に突如プロフィルが変更されたことについて、王室から正式なコメントは出されていない。しかし、王室は昨年8月にエリザベス女王の死去に伴い、公式サイトに掲載されている膨大な情報を順次整理して古いものを更新していくと説明しており、公務から退いた夫妻の個人プロフィルの削除もその一環とみられている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)