兵庫県尼崎市が舞台の映画「あまろっく」(中村和宏監督、4月12日兵庫県先行公開、同19日全国公開)にダブル出演する女優江口のりこ(43)、中条あやみ(27)が25日、兵庫県公館で、斎藤元彦知事を表敬訪問した。

理不尽なリストラに遭い実家でニートのような生活を送る39歳の近松優子を江口、父・竜太郎の再婚相手で20歳の早希を中条、65歳の竜太郎を笑福亭鶴瓶が演じた。

作品を鑑賞したという斎藤知事の「アカデミー賞も」との大風呂敷に江口と中条は顔を見合わせ、びっくり。兵庫県は地場産業や農業といった県内各地の現場を公開し、多くの人に体験してもらう「ひょうごフィールドパビリオン」の取り組みを行っている。

その後、ノリノリの斎藤知事から“地場映画”の同作品を「ひょうごフィールドパビリオン アワード」として表彰するとサプライズ発表。SDGs(エスディージーズ)の理念で、知事自らが段ボールで手作りした「オスカー像」を手渡した。

“サプライズ表彰”に江口は「うれしいわ~。オスカー!」と大喜びした。

尼崎市西海岸町地先に備えられているのが、日本最大級の閘門(こうもん)「尼崎閘門」。通称「尼ロック」が街を守っている。尼崎の商店街など街でロケをした中条は「尼崎のよさが映画につながっている」と“地場映画”をPRした。