英国のヘンリー王子(39)とメーガン妃(42)夫妻が、英王室のウィリアム皇太子(41)の妻キャサリン皇太子妃(42)ががんと診断されたことを公表したことを受け、確執が取り沙汰される兄夫妻と和解の可能性が浮上している。

父チャールズ国王(75)も現在、がん治療中であるため、王室復帰を望んでいると言われるヘンリー王子は、支援を申し出るためウィリアム皇太子夫妻に連絡を取っており、「100%和解が可能だ」と国王の元執事がニューヨーク・ポスト紙に語った。

キャサリン皇太子妃ががんを公表する動画を公式X(旧ツイッター)に投稿した後、王子夫妻はお見舞いの声明を発表すると共に、直接連絡を取ったと英ITVの王室専門家が明かしていた。

そんな中、国王の元執事として知られるグラント・ハロルド氏は、ニューヨーク・ポスト紙の取材に「ヘンリー王子とメーガン妃は個人的にウィリアム皇太子夫妻に連絡を取ったと信じている」とコメント。皇太子夫妻が受け入れるかどうかは別問題としながらも、王子夫妻が支援を申し出ることに何の疑いもないと話し、兄夫婦との関係が改善し、王室との和解が実現する可能性があるとの見解を示した。

「悲しいが、このような時だからこそ、家族が団結する時。血は水よりも濃いもの」とハロルド氏はコメントしている。

王子夫妻は、国王ががんと診断された後、一時的に王室復帰を望んでいると報じられており、同紙は2月に国王も一時的に王子を公務に復帰せる可能性を検討していると報じていた。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)