歌手アグネス・チャン(68)が29日までにブログを更新。ドジャース大谷翔平投手(29)の通訳を務めていた水原一平氏(39)の違法賭博問題について私見を述べた。

アグネスは、「あまり口を挟みたくないが、自分の実体験を話して見ます」と切り出し、水原氏が違法スポーツ賭博の借金返済のため、大谷の銀行口座から450万ドル(約6億7500万円)を盗んで送金したとされる問題に言及。英語が公用語の香港で育ち、カナダのトロント大学卒業および米国のスタンフォード大学大学院を修了した自身であっても、英語が用いられる外国の銀行のネットバンキング操作には戸惑うといい、「もし英語が苦手であるのなら、きっと誰かがそばで英文を読んでもらって、手取り足取りしないと操作は出来ないと思います。その場面を想像すると、大谷選手はオンラインバンキングを通訳さんと一緒にやっていたと思います。その場で通訳さんがパスワードなどの情報を手に入れた可能性はあります」と推理した。

送金には銀行口座のID、パスワード、トークン端末によるワンタイムパスワードが必要になるとし、「通訳さんは大谷選手の携帯やパソコンを使って、パスワードとTokenに記された番号をオンラインの送金ページに記入すれば、口座にあるお金を簡単に送金出来ます。その手口を使って、通訳さんは大谷選手からお金を盗んだかもしれないのです。日本や香港のバンクのようにお金が動いた時に、携帯にメッセージが来ることは無いです。頻繁に口座をチェックしないと、お金が動いた事は分からないのです」と説明。「だから私は大谷選手がお金が盗まれた事さえ気付いていなかったのはあり得ると思います。通訳さんが勝手にお金を送金した可能性大です」と憶測した。

また、「私も以前、賭博に手を染めたマネージャーから現金、宝石と母からもらった純金の飾り物を盗まれた事を経験しています」と告白。そうした経験から「身近にいる人間、信じてる人間に裏切られるショックの大きさは分かります。本当の事は分からないが、私は大谷選手は被害者だと思います。勿論これは私の勝手な憶測です」とし、「大谷選手、どうか気持ちを整理して、試合に集中して下さい。大勢の方が応援しています」と大谷にエールを送った。