歌手松任谷由実(71)が17日、都内で40枚目のアルバム「Wormhole/Yumi AraI」(11月18日発売)世界最速先行試聴会に出席した。

同作で初めて「Yumi AraI」名義を使用。AIを駆使し、荒井由実時代から現在に至るまでの数百におよぶボーカルトラックを音声合成ソフトに学習させ、“別次元の荒井由実”の声を生成し、楽曲を制作した。「ひと言で表すと、キャリアを積んできたからこそテクノロジーに今までのエッセンスをつぎ込むことができた、最高傑作」と言いきった。

この日は夫でプロデューサーの松任谷正隆氏(73)も出席。夫婦そろって公の場に姿を見せるのは、昨年3月の北陸新幹線の小松駅開業式以来、1年7カ月ぶり。この日は正隆氏が「なんだっけ? お母さん」と由実へ話しかけるなど、和やかな雰囲気でトークを繰り広げた。

家庭では「四六時中話していますよ」と明かし、「朝8時ぐらいから9時ぐらいまで『1お茶』があって、『2お茶』が10時15分ぐらいから11時ぐらいまで。ご飯が12時ぐらいから」と、決まった時間に夫婦で会話していると語った。さらに「自我はコピーでいるようになる。昔考えたおとぎ話みたいだけど、確実にできるようになる。でも自分自身はコピーできない。それが今日の『2お茶』のテーマでした」と笑った。

由実は「私は1人の時間をつくりたくて、早く起きてお茶の時間をつくっていたけど、いつの間にか混ざってきた」と「1お茶」ができた理由を語った。「2お茶」では、正隆氏へ新聞を読み聞かせているといい「フロントページの場合もあるし、小さい文化欄のこともある。今日は(『2お茶』で)100年先のカルチャーを見てみたいという話をしました」とほほえんだ。