フリーアナウンサー徳光和夫(84)が17日、ニッポン放送「徳光和夫 とくモリ!歌謡サタデー」(土曜午前5時)に出演。1日に肺がんのため亡くなった元TBSアナウンサー久米宏さんとの思い出を語った。
徳光は、自身がキャスターを務めていた日本テレビ系報道番組「ニュースプラス1」について「久米さんのおかげで視聴率が急上昇した」と感謝とともに振り返った。
久米さんはプロ野球広島の熱烈なファンで、キャスターを務めていた「ニュースステーション」の中で「もし今年巨人が優勝したら僕は坊主になります」「もし日本一になったら徳光さんの番組でバンザイします」と発言したことを紹介。するとその年1989年は巨人が日本一になり、久米さんは「ニュースステーション」で“公約”通り丸刈り頭を披露した。
巨人が日本一なった後、徳光は番組スタッフから久米さんへの出演オファーを依頼されたという。「ジャイアンツが日本一になったからそれでいいじゃないかと思いつつ、久米さんに電話をした。そしたら『もちろんいいですよ。行く日を決めてください』って。弾むような、軽快な口調が返ってきたわけでありますね」と出演を快諾。当日久米さんが野球帽をかぶってスタジオ入りした時のことについて「それだけでスタッフはもちろん、カメラマンも大拍手。公約通り出演してくださったことへの喜びもありますけど、もう一つはNTVの若手報道マンとしては、視聴率が取れる番組に引き上げてくれたヒーローですよ、久米ちゃんは。その人を目の当たりにしている感動もあったんではないかと思えてならないんですけど」と当時の感激を語った。
また「彼はカメラの前でまず帽子を取るわけです。カメラが当然アップになるわけです。頭に寄るわけです。この坊主頭が、利発そうでおしゃべり好きな少年のようだったわけですね」と笑った。
さらに「その日の視聴率は前日の4倍近くになりまして。その日を境にしまして、当時夕方のニュースは独走態勢だった逸見(政孝)さんの(フジテレビ系)『スーパータイム』。久米さんに出ていただいた後は抜きつ抜かれつになりまして。こうなりますと、日本テレビの若手報道マンとしては自分たちのニュースをより多くの人が見てくれるっていう、伝え手としての喜びを感じまして。その日を境に着眼点や伝え方に変化が生じてくるわけですけれども」とスタッフの意識も変えたと感謝していた。



