演歌歌手一条貫太(29)が28日、東京・浅草公会堂で、「一条貫太リサイタル~魅力のすべて2~」を行った。

同公演は“演歌に限らずジャンルを越えて観客を楽しませたい”という思いから24年11月、第1回を同所で開催した。

2度目となる今回は自身初となる殺陣に挑戦。「スケジュールもなかったので練習が3、4回でしたが、先生たちが真剣に教えてくださった」。

休憩を挟んでの後半の幕開けとともに披露。かなり激しい殺陣だが、「初心者なので、本来なら基本からなんですけど」としつつ、「とりあえず、手の動きとを重視して練習させていただきました」とアピールした。

一条と言えば、鳥羽一郎(73)から“海の歌”を引き継いだ継承者でもある。そのきっかけは、同所で開催された鳥羽一郎40周年記念コンサート。「鳥羽さんの楽曲を事務所の後輩たちがカバーするということで歌ったところ、楽屋で鳥羽さんが『海の歌はお前がいけ』と言ってくださった」とし、「そこから“海の歌”で乗っていると思います」と胸を張った。

そんな鳥羽には先週、高知で会ったという。「“海の歌”歌わせていただいています」とあいさつすると、「『おう!』以上でした」と、会場を笑わせた。

この日、1月14日発売の新曲「兄弟波止場」を本編およびアンコールで2度歌唱。同曲は“海の歌”第4弾。「お兄さんが残念ながら海で亡くなってしまった兄弟の物語で、そのお兄さんの思い、両親の思いを弟が継ぐという歌になっております」と説明。「ちょっと悲しい歌でもありますが、そこからまた希望が持てる曲」とし、「今までの曲に比べて張り上げではなく、ちょっとしっとりとした曲になっておりますので、いろんな方に聴いていただきたいなと思います」とアピールした。

来年、デビュー10周年。「その前に今年の年末、紅と白の番組に…。もっと言ったら年末最後の2日間のスケジュールは開けています。そこに出られるように頑張ります」と意気込んだ。

デビューからここまでは「あっという間でした」と振り返った。デビュー2年目でコロナ禍となり、コンサートができなくなった。だからこそ、コンサートにこだわる。「こういったコンサートが東京だけでなく、大阪や九州などでもできるように、力をつけていきたい」と前を向いた。

この「魅力のすべて」シリーズも「いろんな魅力を見せられるように、いろんなことに挑戦していきたい。挑戦できることが幸せです」と目を輝かせた。

この日、自身の曲はもちろん、ご当地ソングとしてビートたけし「浅草キッド」など、女歌コーナーで細川たかし「心のこり」など、そして師匠宮下健治氏との流しコーナーや殺陣の披露など、盛りだくさんの内容で約900人のファンを魅了した。