歌手で俳優のケニー大倉(53)が、新曲「Dear My Friend」を配信リリースした。映画「宮古島物語ふたたヴィラ かんかかりゃの願い」も公開中だ。今年は14年11月19日に62歳で亡くなった父、ジョニー大倉さんの十三回忌。「50代になって今が最高潮。今年は勝負の年にする」と言うケニーに聞いた。【小谷野俊哉】

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新曲は亡くなった友人への思いを歌い上げている。

「大切な友達との時間を思い出して、戻れないもどかしさと切なさ、そして友達への優しい気持ちが入り交じった歌詞を僕が書きました。亡き大切な友達に手紙を書いて送った、そんな曲です。作曲は北原義廣さんで元々はハードロックだったんですけど、それをメロウな感じにしたミディアムバラードです」

89年に父ジョニー大倉さんと共演の映画「嵐の中のイチゴたち」でデビュー。18歳だった少年は、53歳になった。

「今年1年は、この曲をじっくりと歌って皆さんに知ってもらって、ヒットさせてCD化したいですね。10月に初めてのアルバムを出す予定で、今はその制作に取りかかっています」

ジョニー大倉さんは14年に62歳で亡くなった。

「今年が十三回忌なんですよ。毎年やっていた追悼ライブ『ジョニー・フォーエバー』を3年ぶりに復活させます。弟の大倉弘也(46)と話して、おやじが好きだった東京・銀座タクトで11月15日にやります。おいっ子の恵太も出ます。おふくろ、ジョニーの嫁のマリーも元気ですよ。74歳ですけど、一番元気じゃないですかね(笑い)。僕自身も自分で言うのもなんだけど、脂が乗ってきた。闘争心が、まだあるなと思いますね」

映画「宮古島物語ふたたヴィラ かんかかりゃの願い」が公開中。

「今回はゲスト主役みたいな感じで、宮古島で撮影をしました。宮古島にあるヴィラに泊まると、会いたい人に会える、亡くなった人にも会えるという奇跡のホテル。3つのストーリーからなっているんですけど、そのうち1つの物語で中心的な役を演じます。感動するストーリーになっています」

取材場所となった東京・築地川公園は、初めて日刊スポーツの取材を受けた場所でもある。

「1991年の9月、まだ18歳の時にここで話を聞いてもらって、写真を撮ってもらいました。ドラマのレギュラーが決まった時です。今、53歳だから35年もお世話になっていますね。その間、1度は芸能界を離れて歌で復帰、そして俳優業も復活しました。いろいろな経験を積んで来た、全てを出し切る年にしたいと思っています」

35年前と変わらない熱い思いを持っている。

◆ケニー大倉(おおくら)1972年(昭47)10月23日、川崎市生まれ。89年年、映画「嵐の中のイチゴたち」で毛利賢一の芸名で俳優デビュー。91年フジテレビ系「噺家カミサン繁盛記」。94年NHK「なんだか人が恋しくて」。12年フジテレビ系「再会」。14年にケンイチ大倉に改名。同年舞台「短き不在」、さらにユニット音楽活動を始めてCD「1000本の薔薇」をリリース。21年にケニー大倉に改名。24年「風が通り抜ける道」で20年ぶりに映画出演。父は元キャロルで歌手、俳優の故ジョニー大倉さん。弟は歌手、俳優の大倉弘也(46)。178センチ。血液型O。