横浜市内で開催中の第4回横浜国際映画祭で3日、3回目となる「東京彼女presents新人女優オーディション2026」が行われ、高校1年の酒井希愛(さかい・きい)さん(15)が最優秀賞と審査員の映画監督・成田洋一氏選の成田洋一賞の2冠に輝いた。「何もかも信じられない。自信がないことも、たくさんあったけど…ここまで頑張ってきて本当に良かった」と歓喜の涙を流した。
幼少期からミュージカル、小学4年の10年にNHK連続テレビ小説を見始め、同年に初めてミュージカルに出演。23年「GYPSY」で生田絵梨花(29)が演じたルイーズの幼少期を演じ、母ローズ役で主演の大竹しのぶ(68)の演技を目の当たりにした。「しのぶさんのように感動を与えるお芝居ができる女優になりたい」と心に誓い、芸能事務所に所属せず一般オーディションを受け続けてきた。
応募約2000人から勝ち抜いた20人のファイナリストには、YouTubeドラマ「東京彼女」オーディション番組編からライバル同士の会話という、置かれた状況そのものの1場面を演じる課題が与えられた。今回は大手芸能事務所9社の関係者が見守り、日本テレビ系「スター誕生」のように事務所名が書かれた札を掲げる「スカウトタイム」も行われ、酒井さんは堂々とした演技を評価されワタナベエンターテインメントから面談の誘いを受けた。最優秀賞受賞者は第1回の熊井戸花(19)第2回の萩野桜(21)ともに同社に所属。酒井さん自身、同社所属の見上愛(25)が主演の朝ドラ「風、薫る」を見ており「すごく光栄で、うれしいです」と喜んだ。【村上幸将】
○…スカウトタイムにはエー・プラス、研音、エイベックス・マネジメント・エージェンシー、ジャパン・ミュージックエンターテインメント、ホリプロ、プロダクション尾木、アニモプロデュース、officeMUGIも参加。最多7社から札を上げられたのは、演技未経験で初オーディションの17歳・三田雪乃さんだった。風呂で練習を重ね前夜も深夜1時まで頑張ったが、自己PRでは緊張のあまり声が出なかった。その緊張を芝居に落とし込んだ可能性が評価された。受賞はならなかったが、7社と面談の機会を得て「信じられない」と感激した。



