還暦を超えたメタル&ハードロック界のレジェンドシンガーが元気いっぱいだ。日本が世界に誇るメタルバンドLOUDNESSの二井原実(66)と、女性ハードロックバンドSHOW-YAの寺田恵子(62)のパワーに元気をもらった。
LOUDNESSは26年4月、10年ぶりに米・ロックフェスに出演。現地の様子を二井原は「もう忘れられているんじゃないかと思っていたけど、そうじゃなくて」とすると、「この10年間でフツフツとしていたマグマが爆発したような感じでしたね」と振り返った。
同バンドは85年、アルバム「THUNDER IN THE EAST」で米国進出。当時、日本人バンド初のビルボード74位チャートインを記録。2000年のオリジナルメンバーでの再集結後も米ツアーを実施しているが、ここ数年はビザ(査証)発給問題などでライブはできていなかった。今回も「実は危なかった」という。イラン戦争の影響などでメンバー1人のビザ(査証)発給が遅れ、直前まで渡米できない可能性もあったという。
現地ではファンはもちろん、NIGHTRANGER、QUEENSRYCHE、STRYPERら名だたるバンドのメンバーが楽屋を訪れ、辛口の現地メディアも殺到。「ライブ終わりのバックヤードがすごいことになっていた」という。
そんな本場をわかせた勢いのまま3日、45周年国内ツアーがスタート。年を重ねるにつれ、どんどん声が太くなるという、人間の生理現象に逆行する二井原に驚いた。事前取材では「70歳でできる音楽ではない」としていたが、客席から「あと50年!」の声があがるのも納得できるような…(笑い)
続いてSHOW-YAは4月29日、「NAONのBUNTAI」を開催。87年、同バンドプロデュースでスタートした女性アーティストによるロックフェス「NAONのYAON」が、会場の日比谷野外音楽堂の改修に伴い、今年は横浜BUNTAIで開催。通算20回目を迎えた。
寺田は、出演者がパフォーマンスを終えると、メンバーを迎えてステージ上でトーク。そして、大トリでのパフォーマンス披露と、実に約6時間およぶ長丁場でフル稼働。とんでもないパワーを見せつけた。取材エリアで同席していた女性カメラマンからは「寺田さんて、還暦超えているんですよね?」と驚嘆の声が漏れていた。
パワーあふれる2人を見て、還暦前で弱音を吐いている場合ではないと感じたおじさん記者だった。そしていつか、この2人の対談を企画できたら…【川田和博】



