綾瀬はるか(41)と千鳥の大悟(46)が11日、都内のTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた映画「箱の中の羊」(5月29日公開)完成披露試写会に登壇した。共演の野呂佳代(42)は、撮影現場で大悟の芝居のうまさ、すごさが評判となり、綾瀬と桒木里夢(くわき・りむ、9)と演じる、夫婦と息子の家族3人シーンの撮影を見学に行ったが、セットから出てきた大悟から、まるでトップ俳優ばりに「どやった!」と言われ、戸惑ったと明かした。
大悟は「バラエティー用のエサ! 今後、バラエティーで、このこと言うなと思い、映画(の撮影を)一生懸命やった後に俳優っぽく言ったら、こんなに食い付いた! 全バラエティーでバラした」と言い、笑った。その中、さらに野呂は「監督に、ちょっと言いたいことがある」と。是枝監督に語りかけ「大悟さんがバラエティー番組で、ちょっとお芝居をしなくちゃいけない時に『俺、今、是枝、やってる』って言っている。『是枝やってる』って言葉ができた」と“告げ口”した。
大悟が「あれは、ノブ!」と、相方の名前を口走り言い訳? を口にした中、同監督は「画面に『是枝』という文字が、すごく大きく出るヤツでしょ? もっと言って欲しい」と笑った。大悟は「怒ってなかった。実際、是枝やってるから。しょうがない、ワシを選んじゃったから」と胸を張った。
是枝監督は、大悟の起用理由を聞かれると「人間味。最近の若い男の子に薄まっているような、ちょっと人間くさい感じが撮りたいと思いました」と答えた。大悟は「臭すぎるのは注意ですけど、ある程度のにおいはあった方が良いと思います」と胸を張った。
「箱の中の羊」は、24年春に中国で死者のよみがえりビジネスが人気という記事を読んだ是枝監督の中に湧いた「最新のテクノロジーで死者をよみがえらせる」という発想が出発点となり、同秋にビジネスをしている人に会い原案・脚本から手がけた。そう遠くない未来が舞台で、綾瀬が演じる息子を亡くして2年の建築家・音々と工務店の2代目社長を務める健介の甲本夫婦が、桒木が演じる息子・翔の姿をしたヒューマノイドを迎え入れる物語。野呂は戸建て顧客夫婦の妻・羽野佳澄を演じた。
この日は、大悟演じる健介の元で働くタマケン従業員・日高玄役の寛一郎(29)、ヒューマノイド・リーダー今野詩季役の柊木陽太(14)も登壇した。
◆「箱の中の羊」 息子を亡くして2年。建築家の音々(綾瀬はるか)と工務店の二代目社長・健介(大悟)の甲本夫婦は、息子・翔(桒木里夢)の姿をしたヒューマノイドを迎え入れることになる。到着した日、「おかえり」と駆け寄り喜びを隠さない音々と、戸惑いを隠せない硬い表情の健介。「パパだよね」と問いかけられた健介は、「おじさんでええよ」と答える。ほどなく予期せぬ事態が起こり、夫婦がそれぞれに抱く息子の死への想いが露わになっていく。夫婦が大きな決断に迫られる中、ヒューマノイド翔は密かにヒューマノイドの仲間たちとつながり始める。



