政府は8日、俳優の故森繁久弥さんに国民栄誉賞を贈ることを正式に決定した。22日午後に首相官邸で表彰式を行い、遺族に表彰状や盾を授与する。

 森繁さんは映画「夫婦善哉(めおとぜんざい)」や舞台「屋根の上のヴァイオリン弾き」をはじめテレビ、ラジオで活躍。日本を代表する俳優として大衆芸能の分野で初の文化勲章を受章。11月10日に老衰のため96歳で死去した。

 鳩山由紀夫首相が「すべての国民のおじいちゃんのような方だ。まさに国民栄誉賞にふさわしい」として、平野博文官房長官に検討を指示していた。鳩山内閣として初めての国民栄誉賞授与となる。

 国民栄誉賞は「広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与える顕著な業績」を挙げた人物が対象。これまでプロ野球の王貞治選手(当時)や歌手の故美空ひばりさんら計17人が受賞しており、森繁さんが18人目。今年7月には女優の森光子さんに贈られている。(共同)

 [2009年12月8日12時2分]ソーシャルブックマーク