人気脚本家三谷幸喜さん(49)が26日付朝日新聞夕刊の連載エッセー「ありふれた生活」で女優小林聡美(46)との離婚について初めて触れた。今月23日に連名ファクスで結婚17年目の離婚を発表したが、2人は会見もせず、取材にも応じていなかった。

 「16年という結婚生活が長いか短いかは分からないけど、それは僕にとって、とても大切な時間であったことは間違いありません。ある意味、今の僕は彼女が作ってくれたようなものです」とつづった。同連載では小林もよく登場したが「でも彼女は嫌がりました。ある時、なるべく私のことは書かないでほしいと言われました」と明かした。その後、小林が登場する回数は激減していった。

 「そういった些細(ささい)な考え方の違いは、長い年月を経て、大きな溝になってしまった」と離婚に至る経緯を説明した上で「決してけんか別れではありません」。さらに「なにより彼女はもっとも尊敬する女優さん。今の夢は彼女主演の舞台を作ること。ホンを読んだ彼女に断られるかもしれませんが、僕は書きたい。そう願っています」とし、「彼女は家を出て行きました」「環境は激変しましたが、連載は続きます」と締めくくった。