俳優渡辺謙(52)主演のテレビ朝日系ドラマ「愛・命~新宿歌舞伎町駆け込み寺」(17日午後9時)の制作発表会見が9日、都内のホテルで行われた。渡辺自ら企画し、キャスティングした肝いりの作品。初共演の女優永作博美(41)も登壇した。

 今回の題材は現実に存在する玄秀盛氏で弱者を救済するための「新宿歌舞伎町駆け込み寺」を開設した人物だ。暴力、ストーカー、多重債務、虐待などに苦しむ人々を救う姿に心を奪われ、ドラマ化を熱望した。渡辺は「ニュースを拝見して玄さんの経歴に興味を持った。今年をどんな風に締めくくるドラマにするか頭を悩ませた。挑戦的なドラマで賛否両論あるのは覚悟している」と熱弁。

 渡辺演じる「駆け込み寺」の創設者、平山を取材するジャーナリスト役の永作は「激しい女性でびっくりした。最近はあまり踏み込まないドラマが多い中、1歩も2歩も踏み込んでいるドラマだった」と振り返った。