フジテレビは27日、職員が利用するパソコンがコンピューターウイルスに感染し、職員十数人のメールの一部が外部に流出した可能性があると発表した。視聴者の個人情報の外部流出はないという。

 同局によると、社内ネットワークの定期監査で11月、不正アクセスの痕跡が見つかった。専門業者の調査で、パソコンがウイルスに感染していたことが判明。メールサーバーへの不正アクセスも複数回あり、職員のメールが外部に漏れた可能性があることが分かった。

 同局は「再発防止に向けて、一層の情報セキュリティー強化に取り組む」としている。