奈河彰輔氏(なかわ・しょうすけ=歌舞伎脚本・演出家、松竹演劇本部顧問、本名中川芳三=なかがわ・よしぞう)13日午後10時20分、肺炎のため大阪市西区の病院で死去、83歳。大阪市出身。葬儀は近親者で行った。喪主は長男中川泰(なかがわ・やすし)氏。

 関西で古典歌舞伎の復活などを多く手掛けたほか、三代目市川猿之助時代の市川猿翁さんと組み「小笠原騒動」や「伊達の十役」などの人気作を生んだ。スーパー歌舞伎「ヤマトタケル」を監修するなど、新ジャンルの創出にも尽力した。