WaTの小池徹平(22)が、7月スタートのフジテレビ系「シバトラ(仮題)」(火曜午後9時)で連続ドラマに初主演する。「週刊少年マガジン」に連載中の人気コミック「シバトラ」のドラマ化で、小池は超童顔の熱血刑事・柴田竹虎(通称シバトラ)を演じる。デビューから6年。俳優、ミュージシャンとしてマルチな活躍を続ける小池の魅力が、痛快コメディー刑事ドラマで弾けることになりそうだ。

 小池は一昨年、昨年と連続ドラマ「医龍」「医龍2」で胸部心臓外科医・伊集院登を好演した。今年は公開中の映画「KIDS」、秋公開の「ホームレス中学生」に相次いで主演するなど、俳優としての評価を高めている。小池は初の連続ドラマ主演に「とてもうれしく思います。主役だからといってこれに満足せず、この作品でさらに勉強して、自分の力にしたいと思います。楽しんで、全力で突っ走ります」と意気込みを語った。

 同ドラマは企画の段階から、小池主演ありきだったという。担当するフジテレビ編成部の立松嗣章氏は「原作を初めて読んだときに、小池君しかありえないと思いました。主人公の竹虎にウリ二つ(笑い)。小池君の優しい表情の中に、1本筋の通った意志の強さを感じていたので共通する部分がある。小池君なりのリアルな表情や感情が見られると思います」と話した。

 竹虎をバックアップして少年犯罪解決に奔走する「チーム・シバトラ」も個性的だ。ヒロインの訳あり女子高生を「セクシーボイスアンドロボ」の大後(おおご)寿々花(14)が、元天才ハッカーを「裸の大将」のドランクドラゴンの塚地武雅(36)が演じる。同僚には真矢みき(44)宮川大輔(35)。そして、原作の大ファンだという今田耕司(42)がゲストとして5年ぶりにドラマ出演する。

 立松氏は「最近、少年犯罪がたびたび報道されていますが、ドラマの中の主人公のストレートな気持ちが世の中に伝わり、何かしら影響を与えることができれば」と話した。