大みそかの「第61回NHK紅白歌合戦」のリハーサルが29日、東京・渋谷のNHKホールで行われた。

 今年最も人気が上昇したAKB48が、嵐とともに紅白に出ずっぱりとなる。特別メドレーでは、ミリオンヒットの「Beginner」「ヘビーローテーション」「ポニーテールとシュシュ」を披露。さらに、企画コーナーでもアニメ「プリキュア」の歌を歌い、嵐の「僕たちのふるさとニッポン」や、伍代夏子と細川たかしの出番でも、登場する。さらに舞台裏リポートと、まさにフル回転だ。

 3年前の初出場時は、中川翔子とリア・ディゾンと3組で1枠という扱いで、歌唱時間はわずか1分半だった。高橋みなみ(19)は「あのときはアキバ枠とされてました。歌う時間よりも、伍代さんの後ろで踊らせていただいたときの方が時間が長く、悔しい思いでした。こんなに歌わせてもらえるようになれたのが、うれしい」と話した。

 また、今回は、一出場歌手としては史上最多の130人で出場する。昨年に自分たちで樹立した72人を、約2倍近くも上回る。高橋は「SKE48やNMB48にも友情出演してもらいます」。人文字で「AKB」と作れるほどに、壮観なステージングを構成。紅白の立派な大黒柱にまで成長した。

 [2010年12月30日11時45分

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