Kis-My-Ft2玉森裕太(23)が、7月スタートのTBS系連続ドラマ「ぴんとこな」(木曜午後9時)に主演し、歌舞伎界のプリンスになることが16日、分かった。原作は嶋木あこ氏の同名人気少女コミックで、歌舞伎界を舞台にした青春恋愛物語。玉森は歌舞伎界の名門、木嶋屋のイケメン御曹司を演じる。高橋正尚プロデューサーは「歌舞伎とラブストーリーの融合というこれまでにない挑戦をきっと成功させると思わせてくれる強さと華が、今の玉森君にある」と起用理由を説明した。

 共演者にも、玉森と同じジャニーズ次世代トップスター候補がそろった。NYC中山優馬(19)が主人公のライバルで、歌舞伎と無縁の家に生まれるも、人気歌舞伎俳優を目指して努力する若手を演じる。同じ境遇だが、中山に嫉妬する歌舞伎役者役にジャニーズJr松村北斗(17)、玉森の高校の同級生で親友役にジェシー(16)が抜てきされた。川島海荷(19)は、ヒロインの歌舞伎好き女子高生を演じる。

 初めて歌舞伎俳優役を演じる玉森と中山は、3月からけいこを開始し、日舞界のトップに所作を、現役の歌舞伎俳優から歌舞伎指導を受ける日々を送っている。舞台やコンサートで鍛えている2人だが、使う筋肉が違うために戸惑いも多い。玉森はポスター撮影で、約10キロの歌舞伎衣装とカツラをつけた際は「立っているだけでつらい…」とこぼしたが、「場の雰囲気が変わるし、とても格好良くてやりがいが非常にあります」と気持ちを新たにしていたという。

 また、玉森はゴールデンタイムの連ドラで初めて単独主演ということもあり、「すごく光栄です。けいこでは歩くしぐさ1つ1つに気を使ったりと、一朝一夕にはできないことを身をもって実感しています」と話し、気を引き締めている。