俳優向井理(32)と女優国仲涼子(35)が結婚することが21日までに分かった。ドラマ共演をきっかけに親しくなり、約2年半の交際期間をへてゴールインする。婚姻届は来月に提出予定。国仲は妊娠しておらず、結婚後も仕事を続けていく。まだ同居はしておらず、2人きりの新婚生活は年明けを予定している。

 向井が、交際を否定してきた国仲との結婚を決めた。出会いは2012年1月期放送のフジテレビ系ドラマ「ハングリー!」での共演で、元恋人同士の役だった。撮影中から共演者同士で食事に行くなどの親交を深め、やがて交際に発展していった。

 交際発覚は同年12月、女性誌の報道だった。神奈川県内のレストランで食事をし、家具店で布団のシーツなどの買い物をする姿が報じられた。ところが、向井は日刊スポーツなどの取材に「ないですね」と交際を完全否定。「レストランにはスタッフさんもいましたし、シーツも買いますよ」とも話していた。

 だが、現実には国仲と真剣交際をしていた。そこまでして隠そうとした向井の心境を親しい関係者は「彼は頑固で、マスコミだけではなく、親しい友人にさえ交際を明かしていなかった。結婚が決まるまで言いたくなかったのでしょう」と分析。その上で「今月、正式に結婚を決めてから俳優仲間や友人にも報告したそうです」と話した。事実、今月開かれた親しい友人との食事会には国仲が同席。結婚が近いことを伝えていたといい、同関係者は「相手の年齢も考えて、そろそろ決断するタイミングだと思ったんじゃないでしょうか」と話す。

 国仲は、母親直伝の沖縄料理が得意で、スーパーのタイムセールを好む庶民派だ。子どもを持つことも望んでおり、恋愛については「ひとめぼれは絶対しない。じっくり付き合って人柄が分からないと」と話していた。

 ◆向井理(むかい・おさむ)1982年(昭57)2月7日、横浜市生まれ。明大農学部生命科学科卒。元バーテンダーで、05年9月、スカウトされて芸能界入り。06年にTBS系ドラマ「白夜行」で俳優デビュー。10年、NHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」でブレーク。フジテレビ系ドラマ「信長協奏曲」に出演中。趣味はサッカー、料理。182センチ。血液型O。

 ◆国仲涼子(くになか・りょうこ)1979年(昭54)6月9日、沖縄県生まれ。アルバイト中にスカウトされ、高校を卒業した98年に上京。同年4月にフジテレビ系「アイドルハイスクール芸能女学館」に出演。01年のNHK連続テレビ小説「ちゅらさん」のヒロインを演じてブレーク。03年には「琉球ムーン」で歌手デビューも。158センチ。血液型B。